フライス加工では、切削速度が速いほど表面が滑らかになるという原則が適用されます。しかし、切削速度が上がれば上がるほど、アルミ製フライスカッターの摩耗も大きくなります。そのため、性能と摩耗の最適なバランスを見つける必要があります。硬質アルミニウムを例にとって考えてみましょう。ここでは、100 - 200 m/minの切削速度VCが選択されます。比送りfZがどの程度高いかは、切れ刃の直径に依存します。ここでは、次のような目安の値を守ってください:
- 刃先の直径 Ø d1 (単位:mm)
- 比送り(mm/回転、刃先の直径)
速度nを決定するには、次の式を使用します: n [rpm] = (Vc [m/min] * 1.000 / (3,14 * Ø d1 [mm]))
回転数の値が決まれば、歯(刃)fZと回転数あたりの理想的な送り量を計算することができます:
f [mm/min] = n * fz * z